縮毛矯正でチリチリ/美容師が教える失敗されない方法

美容



 

縮毛矯正って危険?

縮毛矯正を美容室であてたらチリチリに
なったことありませんか?
前髪やもみあげや襟足を失敗されてませんか?
僕は美容師として縮毛矯正を
施術する側ですが、
正直チリチリにしてしまったこと過去に2回ほどあります。
どんな美容師も一度はこの経験をしたことがあると言われてるくらい。
ありえない話ではないんです。
美容師側がどれだけ考えて調合しても
一生懸命してもチリチリになる可能性っていうのはあるんです。そしてチリチリになったらもう切るしか直す方法はないんです。

上手く当ててもらうとお手入れも楽だし、手触りも良くなるので、癖毛の方には僕は縮毛矯正オススメです!

どれだけ低ダメージで当てるかが重要なのです

なんでチリチリになる?

縮毛矯正って1液と2液っていう薬を使うのですが、

  • 1液・・・髪の毛の中の結合を切断するための薬
  • 2液は切った結合を再結合させる薬

わかりやすく説明すると
1液を塗ることで髪の毛を記憶喪失状態にして
くせ毛だったことを忘れさせてると思ってください
その状態でアイロンを使って真っ直ぐにします
「君たちはもともと真っ直ぐだったんだよ?」
って錯覚させます
アイロンが終わって真っ直ぐになった毛に
そのままでキープしなさい!」
って感じで塗るのが2液です
パーマも同じ原理で
アイロンの工程の代わりにロッドを巻きますよね

チリチリの原因のほとんどがこの1液にあります。
1液は強いのも弱いのもあるので、
お客様の髪の状態に合わせて調合します。
1液の作用が強いほどダメージになりますし、
弱いほど髪に優しいと思ってください
そして強く薬ほど癖が伸びるし
弱い薬ほど癖を伸ばす力が弱いです

ですので、癖の伸びが甘かった場合は
薬の選定が弱かったことが考えられます
アイロンで伸ばしきれなかったケースも
考えられますが、僕の経験上は1液で全てが決まります。
その逆にチリチリになった時は
お客様の髪の毛の体力を1液の攻撃力が
上回ってしまった場合です。

美容師的には
「このお客様は癖強くてしっかり伸ばしたいし、
これは強いお薬を使おう!」
これが裏目にでるとチリチリになるんです

この調整が難しいんです。

しかしお客様からしたらそんなこと関係ないですし、結果が全て!

失敗されないためにお客様ができることが
あるのでご紹介します!

失敗される人の特徴

まず、僕の経験上ですが、
失敗される人の特徴かなり絞られます

  • ホームカラーをしている
  • パーマやブリーチの履歴がある
  • 毛が細い
  • 普段よくアイロンしている
  • 家でのケアを怠っている
  • 40代以上
  • 初めて行った美容室で縮毛矯正

この7つの状態に該当してるかどうかを
僕が普段の営業でのカウンセリングで
気にしてるところです。

ホームカラーはかなりダメージがあるのと、
自分で塗るので髪にダメージのムラがあるんですね。特に顔周りだけセルフで白髪染めを
よくするとかってなるとそこはかなり繊細な状態になります。
美容師によってはホームカラーのお客様は
縮毛矯正を断ったりするって人も聞いたことあります。
美容師側からしたらダメージのムラがありすぎて薬の塗り分けができなくてチリチリにしてしまうんです

縮毛矯正を当てる前の髪のダメージレベルっていうのが、縮毛矯正をうまくあたるかの肝になってます。
パーマとブリーチ履歴のある方は
特に危ないですね、、、

そういったお客様が来たら
美容師としては
うわぁ、縮毛矯正するの怖いなぁ、、」ってのが正直な心情です。
成功させる手掛かりになるのが、
お客様の普段を知れるカウンセリングなんです。
だから僕の場合、縮毛矯正のカウンセリングは
聞いたり触ったりして、状態をチェックします。
もちろんカウンセリングの時点で
このまま縮毛矯正してチリチリなるなって思って施術を断ったことも何回もあります!

これはお客様のためでもあり
自分たちを守るためでもあるんです。
危ない橋を渡って縮毛矯正の売上を上げる方が美容師としてはハッピーですが、最悪のケースのことを想定して話し合うのが、お互いのためですからね
半年後に当てましょう!とか提案するパターンもあります

失敗されないようにするには

  • ホームカラーはやめる
  • アイロンやコテは160°以下
  • 普段のヘアケアをしっかりする
  • 美容師に自分の髪の事をしっかり伝える
  • 初めて行く美容室ではあてない

 

まとめ

縮毛矯正はカラーよりもリスクのあるメニューです。
何度も言いますが、大切なのは
髪のダメージレベルと施術の履歴です
縮毛矯正を当てるために、
普段通ってる美容室で縮毛矯正をするなら
担当の美容師さんはあなたの髪の事を
他所の美容師より絶対に詳しいはずですから、
そういった美容師にお願いするのがおすすめです!

美容師側からしても安心して施術できますし、
例えばその日綺麗に縮毛矯正ができたとして、
「次回はもう少し優しい薬でもきっと癖は伸びそう!」と美容師は考えるので
次回はさらにダメージの少ない縮毛矯正ができるのです。
これは美容師にとってもお客様にとっても
良い事ですよね!

僕から伝えたいのはホームケアは
めんどくさいけど頑張ってください!!


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